(SE)波の音。ザザー。ザザー。以後、オープニングまで薄く続く。
OP前セリフ
皆本大祐「ぼくは、夏になるたびカマクラを想いだす……」
タイトルNA(朝比奈響子)インタラクティブドラマ

第6話「ぼくを愛した教官」(前編)

オープニングBGM

NA(皆本大祐) つ、ついに、由里さんとカマクラデートの当日を迎えてしまった。
由里さんから電話をもらったときは、信じられなかったけど、前回の技能教習の時に、はっきりと約束したんだ。

北条由里「(エコー)こんどの土曜日、空いてる?よかったら、カマクラデートしようよ?」
(うれしさを抑えてる)うーん。由里さん、いつもは教官としてだから少し緊張してたけど、今日は、ぼくがリードしますからね。
よーし、少しは頼りになるとこみせなきゃ。


(SE)駅に電車が入線してくる音。ドアが、ガーッと開き。大祐降りる。駅の環境音。 蝉しぐれ。
大祐、駅の改札口を抜けて外にでる。歩く音、止まる。


NA(切れ目なく続く)うわー、やっぱりカマクラって観光地だったんだなー。ずいぶん人がいる。ええと。
北カマの改札前で8時。あと十分か。ちょっとシミュレーションしとこうかな。
大祐「(独白)さて、思い切ってこういうのはどうだろう? ゆ、由里さん、ぼく、じつは 由里さんのこと。

い、いや、いくらなんでも告白は早すぎるか。ええと。由里さんって休みの日はなにをしてるんですか? ちょっと他人行儀すぎるかな。」

(SE)背後からゆっくりとした足音。ジャッジャッ。サンダルひきずるような音。
謎の老人「これ!そこの若い衆!」
大祐「(独白の続き)由里さんは、どのような趣味をお持ちですか?これじゃお見合いか。 も少しフレンドリーなのがいいかな。
よお、由里!誕生日いつだったっけ?」
謎の老人「聞こえんのか?こら、そこの若い衆!」
大祐「(独白まだ続く)うーん。だんだんわかんなくなってきた。なんかいい話題 ないかな。
あ、そうだ!由里さんてカマクラのことすごく好きみたいだし」
謎の老人「かあああっつ!」
大祐「(ビクッ!)な、なんですか?いったい?びっくりするなあ。 おじいさん、道にでも迷いましたか?」
謎の老人「なんじゃと?無礼な!わしは、カマクラで生まれ育って、学校を出て、 恋をして、結婚して、子供を育てて、孫と遊んで、
ばあさんと暮らして八十年 じゃ!若い衆に、道の教えを請う必要などないわ! (付け加えるように)ばあさんは先に逝ってしまったがの」
大祐「(ひるむ)い、いえ。そういうつもりで言ったわけでは。じゃ、なんのご用 ですか?」
謎の老人「若い衆!おぬし最近車に乗りはじめたばかりじゃろ?」
大祐「え?おじいさん!どうしてわかるんですか?」
謎の老人「かあああっつ!わしは、おじいさんなどではない!源太郎というれっきと した名があるのじゃ!」
大祐「もーいちいち大きな声出さないでくださいよー。(独白)なんか変なじいさんだな。 じゃ、源太郎さんでいいですか?」
源太郎「ちがう!源じいでよい!」

大祐「な、なんかよくわかんない基準だけど。ま、いいや。じゃ、源じいさん?」
源太郎「(機嫌すっかりよくなって)なんじゃ、若い衆?」
大祐「どうしてぼくが最近車に乗り始めたばかりだってわかったんですか?」
源太郎「若い衆、どうしても知りたいか?」
大祐「(あっさり)あ、いやべつにいいですけど」
源太郎「(あわてる)こ、これ?こういうときは知りたいというのじゃ!それが年寄りに 対する礼儀というもの」
大祐「だんだんバカバカしくなってきたんだけど。まあいいか。知りたいです。 とりあえず」
源太郎「(機嫌よく)それはじゃな。
(SE)なんかジングルお願いします。
わしが、運転道を極めておるからじゃ!」
大祐「はあ?」
源太郎「運転道免許皆伝!略して、運道皆じゃ!わはわはわはははは!」

大祐「源じいさん?」
源太郎「なんじゃ?」
大祐「あの、もういいですか?ぼくひとと待ち合わせをしてるんですけど」
源太郎「最近の若い衆はせわしのうていかんの?まあよい。おぬし、もし運転に迷いが 出たら、ここを尋ねるがよいぞ!」
(SE)源太郎、大祐にチラシを手渡す音。ガササ!
大祐「はあ?」
源太郎「それじゃの!修行に励めよ!わはははは!」
(SE)サンダルを引きずるような音、去って行く。

大祐「な、なんだったんだろ?」
(SE)大祐、手渡されたチラシを眺める。ガササ!
大祐「あれ?カマクラ自動車教習所のチラシだ!」
『(梶原理恵の声)なんと20万円ポッキリで普通免許証が取れる!以下同文!』
大祐「以下同文!って、卒業証書じゃないんだから。って誰につっこんでんだろ? ええと。源じいさんって教習所の関係者なのかな? いや、待て待て。頭切り替えなきゃ!今日は、夢にまで見た由里さんとの記念 すべき初デートだ!余計なこと考えてる場合じゃないな。 えーと。よーし!だんだん、気持ちが盛り上がってきたぞー!」

(SE)中型バイクのエンジン音が近づいてくる。やや距離を置いて止まる。バオオン!キッキーッ!
北条由里「(声やや遠い)皆本くん!おはよーっ!ほーら、受け取ってー!」
(SE)ブンッ!何かが風を切って飛んでくる音。
大祐「あ、由里さん!おは」
(SE)なにか大きな物体が大祐の頭にぶつかる派手な音。ガゴンッ!

大祐「いでっ!」
由里「(元気に)あ、気をつけないと!危ないよ!」
(SE)頭を直撃した物体が、ゆっくりと落ちる効果音。グラリ。大祐、それを両手で受け止める。パシッ!
大祐「っつー。注意するの遅いんですけど。なんですかこれ?へ、ヘルメットお?」
由里「そ、頭を守るものなのにねー。ぶっつけてちゃダメよねー」
大祐「あのーなんでヘルメットなんか。ゲ、バイク!」
(SE)ブルブルブルブル!
由里「そよ!カマクラって見所が多いから、こうして機動力のあるマシンを駆って、 一気に観光するのが通なのよ」
(SE)由里、エンジンをふかす。バオオオオン!
由里「もちろん、低公害の燃料電池だから、古都の環境にもやさしいの。 だから、安心してね♪」
大祐「それになんですか?その格好?」
由里「おしゃれでしょ?マリンブルーのつなぎ!海辺に似合うのよねー」
大祐「(独白)うーん。これ本当にデートと言えるんだろうか?」

NA(大祐)とは言ってみたものの。ぼくはとりあえず、由里さんのバイクのタンデムシートにまたがった。
燃料電池といっても、かつてのナナハンなみの馬力があるらしい。
心地よい振動を路面から感じながら、ぼくたちは、カマクラ街道を南下した。
そして、ぼくの両手は、改めて由里さんのスタイルのよさをしっかりと確かめていた。ちょっと残念だったのは、
手触りがそっけないコットンの感触だったこと。


(SE)バイクが風邪を切って走る音。街の環境音。蝉の声。 注(以下のバイク上での大祐と由里の会話は、声を張り気味にお願いします)
大祐「で、どこに行きましょうか?」
由里「(かなりの早口)ええと。カマクラと言えばやっぱり由緒ある神社仏閣よね。
北鎌倉から順を追って行けば、円覚寺、東慶寺、浄智寺でしょ、明月院に建長寺、浄光明寺、海蔵寺、銭洗い弁天に佐助稲荷、
寿福寺、英勝寺から鶴岡八幡宮で鳩と遊んだら、次は北條氏執権邸跡の宝戒寺、
そして金沢街道を東に進んで、鎌倉宮に瑞泉寺、浄妙寺、杉本寺に報国寺、 そしていったんバイクを降りて、ハイキングコースも歩きたいわね」
大祐「あ、あの、由里さん?」
由里「なに?」
大祐「そ、それ一日でまわるんですか?」
由里「まさか!」
大祐「そ、そーですよね。あーびっくりした」
由里「ここまではウォーミングアップみたいなもんだから午前中にまわらないとね!」
大祐「そうですよ!午前中にまわらないと。え?ご、午前中?ひえーっ。 いくらバイクの機動性が高いっていっても(とかなんとかぶつぶつ言ってる)」 (SE)バイクの走る音。バオオオオン!

由里のケータイの着信音。唱歌カマクラ。
由里「ごめん、ちょっと待ってて。
(SE)電話に出る。(このバイクに乗ったまま 話す携帯電話は、ヘルメットに付属しているハンズフリータイプなので
耳のあたりからマイクを引き出すようなSEをお願いします)カチャ!シュッ!ピッ!」

大祐「うわ、かっこいー!」
由里「ああこれ?ヘルメットビルトインタイプ型のハンズフリーケータイよ。バイク運転時は これがないとね!
(響子に)もしもし?」

響子「(電話の声)もしもし?由里?ごめんね休みなのに」
由里「ううん。大丈夫だよ。なに?」
響子「(電話の声)実はね」
由里「どしたの?なにかトラブル?」
響子「(電話の声)おじいちゃんがカマクラに帰ってきてるらしいの」
由里「(ちょっと間)えーっ?源じいが?」
(SE)バイクのブレーキ。キーーーーッ!
大祐「うわーっ!」
(SE)大祐の身体が、由里の背中にぶつかる音。ムギュッ!
由里「あ、ごめん!」
大祐「いえ、だいじょうぶです。(独白)むしろ幸せだったりして」
由里「連絡があったの?」
響子「(電話の声)うん。さっき教習所に電話があったって」
由里「(うれしそうに)うわー。源じい、生きてたんだ!」
響子「(電話の声)あのねー!ちょっと連絡が取れなかっただけなんだから。 縁起でもないわね」
由里「ごめーん。でも、半年以上にはなるでしょ?」
響子「(電話の声)まったく心配ばっかりかけるんだからね」
由里「で、今、教習所にいるの?会いたいな!」
響子「(電話の声)それがわからないのよ。
由里に連絡入ってないかなって思って」
由里「えーっ?あたしんとこにはなにも。本当にカマクラにいるの?」
響子「(電話の声)理恵が電話受けたんだけど。おじいちゃん、北鎌倉の駅からだった みたい。アナウンスが聞こえたんだって」
由里「えー?それ何時ごろ?今、あたし北カマにいるよ」
響子「(電話の声)あら、つい今しがただから、もしかしたらまだ近くにいるかも しれないわ」
由里「わかった。さがしてみる!」
響子「(電話の声)でも、休みなのに悪いわ」
由里「あたしが会いたいんだから、いいんだよ!見つけたら連絡する!それじゃ!」
(SE)ケータイ切る音。ピッ。

由里「皆本くん?」
大祐「はい?」
由里「悪いけど。デートいったん中止ね!」
大祐「ど、どうかしたんですか?」
由里「あたしのね。大切なボーイフレンドが近くに来てるらしいの」
大祐「ええっ?」
由里「なあんてね。本当はね、あたしの先生!」
大祐「あ、そ、そうですか(独白)よかった」
由里「(思い出すように)すごーくお世話になったんだ。わたしが、教官になれたのも そのひとのお蔭なんだ」
大祐「へー。由里さんに先生がいたんだ」
由里「カマクラ自動車教習所の初代所長にして、現所長である朝比奈響子の祖父。 その名も朝比奈源太郎。あたしは源じいって呼んでたけどね!」
大祐「(あれ?)源じい?」
由里「そう。源じいだよ」
大祐「運転道免許皆伝の?」
由里「そう、『略して運道皆じゃ!わは、わは、わはははは!』(つい物まねするが、 われに返る)って皆本くんなんで知ってんの?」
大祐「だって、さっき北カマの駅で会ったから」
由里「それ、先にいーなよ!」
大祐「む、無理言わないでくださいよ。ぼく超能力者じゃないんですからあ。そう いえば、カマクラ自動車教習所のチラシもらったっけ」
(SE)ガサッ。
『(梶原理恵の声)なんと20万円ポッキリで、普通免許証が』
大祐と由里「(すかさず)以下同文でしょ!」
大祐「由里さん誰につっこんでんの?」
由里「皆本くんこそって、ごめん!遊んでる場合じゃないや! 早く源じい探さなきゃ!いそぐからね!しっかりつかまって!」
大祐「え?ぼくもいっしょに行くんですか?」
由里「決まってるじゃん!皆本くん、源じいに紹介するんだもん!」
大祐「え?どうして?」
由里「どうしてって源じいは、あたしの家族みたいなもんだからね。 ちゃんと紹介しておかないと」
大祐「へ?」 由里「わかんないのかなー。だからさ、皆本くんはあたしのダーリ。 あれ?あたしなに言ってんだろ。
(ちょっと恥ずかしそうに) ほ、ほら、源じい見つけて挨拶したら、デートの続きできるじゃん?」
大祐「うん、わかった」


NA(大祐)そうして、ぼくたちは、カマクラ教習所初代所長、朝比奈源太郎じいさんを探すことになった。
由里さんによれば、源じいさんは、かつて『サーキットのおくり狼』と呼ばれたほど女の子にモッテモテのレーサーで、
由里さんと響子さんに車の運転や道路交通法を教え込んだ先生なんだそうである。


(SE)バイクの走る音。バオオオオオオン!
大祐「あ!あれ、源じいさんじゃないですか?」
由里「え?」
大祐「ほら、あの建長寺の山門の前」
由里「あ!源じいはっけーん!あれ?」
大祐「誰かと話しこんでるみたいですね」
由里「だれだろ?ゲ、足利シスターズ!」
(SE)バイクのブレーキ。キッキーーーーッ!
大祐「うわーっ!」
(SE)大祐の身体が、由里の背中にぶつかる音。ムギュウッ!
由里「あ、ごめん!まーたやっちゃったー」
大祐「(独白)幸せ」
由里「いたくなかった?」
大祐「いたい。ずっとこうして」
由里「あのねー!あたしは心配してるんだからね!」
(SE)二組のヒールの音がだんだん近づいてくる。コツコツコツコツコツコツコツ。
由里「しっかりしてよねー!皆本くん!」
大祐「はい?あ、だ、だいじょうぶです!」

足利カコ「ね、お取り込み中悪いんだけどさ」
足利リョウコ「あなた、カマクラ自動車教習所の北条さんよね?わたしたち朝比奈響子 さんに会いたいんだけど?」
大祐「うわー。すっごいきれいなひと女性たちだ。それになんてスタイルがいいんだろ?」
由里「(動揺)な、なんで足利シスターズが」
大祐「あ、足利シスターズ?」
由里「(声をひそめて)皆本くん、あたしたちのライバル校、足利自動車学校の 美人教官3姉妹よ!」
大祐「足利自動車学校?」

NA(梶原理恵)はい!お話の途中ですが、ここで解説ターイム! (台本を読んでいるような感じで)えーと。
(早口で)足利自動車学校とは、栃木県足利市にその総本山ともいうべき足利自動車研究所総本部を置き、北関東地方一帯に
自動車コングロマリットを形成した足利自動車グループの総合教育機関のことである。 ふむふむ。
近年、その勢力を徐々に南方へ進めつつあり、カマクラ自動車教習所も、有資格者争奪戦の激しい競争に、
否応なく巻き込まれつつあるところなのであった。 ふーん。
なお、足利自動車グループは、代々、足利一族によって経営され、足利シスターズとは現在の足利そうけ宗家の美人3姉妹のことである。
ふーん、なるほどねー。


由里「(落ち着いてる)ねえ、理恵。事情はわかったけどさー。 なあんで、あんたが解説してるのよ?」
梶原理恵「(あたりをはばかるように)しっ!由里、ダメだよ。あたしはここにいない ことになってるんだから!」
リョウコ「ね、もうそのへんでいいかしら?今日は、後ろがあるんだよねー」
由里「え?あ、そ、そうよね!あたし誰と話してるんだろ?
(足利シスターズに)ってゆーか、あなたたち、源じいとなに話してたのよ?」

カコ「カマクラ自動車教習所は、今日から足利自動車グループの傘下に入ることに なったんだよね!」
由里「(動揺)な、なんですって?」 リョウコ「だから、所長の朝比奈響子さんに会わせなさい!」
大祐「か、カマクラ自動車教習所を乗っ取ろうとでも?」
カコ「きみ、だれ?」
大祐「ぼくは、カマクラ自動車教習所の教習生、皆本大祐です!」
リョウコ「あなた、悪いこと言わないからそんなとこソッコーや止めて足利自動車学校に 転校したほうがいいわよ!」
大祐「いえ、こんなに安くて教官が親切な教習所はほかにないと思います!」
由里「(うれしい)それに、スーパードライビングテクニックも教えてもらえるんだよね! ね!ね!」
カコ「(由里を無視)きみ、このチラシ見てきたんだよね?」
(SE)チラシを取り出す音。ガサッ。
『(梶原理恵の声)なんと20万円ポッキリで』
カコ「以下略!」

リョウコ「うちなら19万8000円!しかも税金サービス込みで、24時間営業よ!」
カコ「教習車は、皮張りシートのビーエムBMW!今なら美人教官とナイトクルージングの 特典つきだよ!」
リョウコ「(色っぽく)皆本くん!わたしたちが手取り足取り教習してあげるわよ」
大祐「ほ、ホントですかー?」
(SE)すかさず。由里のどつき。ガンッ。
大祐「いでっ!」 由里「皆本くんっ!」

リョウコ「あら?自己紹介がまだよね。わたしは足利宗家次女の足利リョウコ」
カコ「わたしは三女の足利カコ!」
(SE)おもむろに車のドアが開く音。ヒールの足音。コツコツコツコツコツコツ! 止まる。

足利ユウコ「そして、わたしが長女の足利ユウコよ!はじめまして。よろしく!」
(SE)足利ユウコよりやや遅れて、サンダルのような足音。ジャッジャッ。
朝比奈源太郎「それから、わしが朝比奈源太郎じゃ。源じいと呼んでよいぞ!」
足利3姉妹+由里、大祐「あんたには聞いてないって!」

((エンディングBGM)

NA(梶原理恵) (一気呵成にしゃべる)カマクラ自動車教習所は、このまま足利シスターズに乗っ取られてしまうのだろうか?
朝比 奈源太郎は、そして響子は、このみぞう未曾有の危機にどう対処するつもりなのだろうか?
カリスマ教官北条由里と皆本大祐のデートはいったいどうなっちゃうのだろうか?
そして、カマクラ自動車教習所の行く手には、果たしてどのような運命が待ち受けているのだろうか?
(つぶやくように)ふう。なんであたしがナレーションしてるのかな。


(第6話 おわり)

【カマクラカルトクイズ6】
理恵「さあさあ、みなさんお待ちかね!せーの!」
三人「カマクラカルトクイズー!ドンドン、パフパフー!」
理恵「うんうん、すっかりコーナーらしくなってきたね。 今回の問題は少しやさしいかも。
カマクラにはたくさんのお寺があって、 それぞれを創建した高名なお坊さんがいるわけだけど、
カマクラ時代に元寇を予言したり、 カマクラで民衆に辻説法とか行って、
ときの幕府に迫害されてしまった、お坊さんは誰でしょうか?」

由里「1番。「りんざいしゅう臨済宗を興したひとだっけ。えいさい栄西だったかなー」
響子「2番。一遍でしょう?時宗の総本山がお隣の藤沢市にあるわね」
理恵「3番。あれれ?簡単だと思ったのになー。正解は、にちれん日蓮に決まってるよー」


音声ドラマとシナリオは演出の都合上、一部変更されている場合があります。
(C)2000-2001 (K)

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